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工事進行基準

私達が「買い物をする」場合、商品を購入する時点で
お金を支払うのは当たり前のことです。
 

では、もし「24ヶ月で完成のビル」を建てるとしたら
いつ支払いをするのでしょう。


ビルが出来るまでの流れは憶測ですが、ざっとこんなところです。

  • 依頼
  • 契約
  • 土壌調査
  • 設計
  • 施工
  • 完成

考えられるパターンとしては下記の3つでしょうか。

 


パターン1:契約時

購入者は、工事も開始していないものに支払いをすることになる 。


パターン2:完成時


購入者は24ヶ月支払いは一切ない。
 

請け負った建設業者は24ヶ月支出のみにもかかわらず、
少なくとも経営上2度の決算期を迎えるが、決算書への売上計上が出来ず、
赤字決算といった会社の信用をも失いかねない。


パターン3:決算時

購入者は、工事中の決算時に進捗に合わせて支払う。


請け負った建設業者は完成前でも、決算書への売上計上が出来る。


パターン1は会計上は有り得ないとして、
一般的な支払い方法はパターン2でした。
 

このような支払い方法を会計上「工事完成基準」といいます。


実は今まではパターン2とパターン3が選択できました。


それがこの春施行された法律により原則、国際基準でもあるパターン3の
「工事進行基準」のみになりました。


これが建築だけではなくて、受注から提供まで時間がかかる契約の
会計基準として適用されます。


つまり、土木、建築、造船だけではなく、
ソフトウェア開発のようなIT分野も対象となり、
以下3つが信頼できる場合のみ適用となります。

  • 収益の総額
  • コストの総額
  • 決算日における進捗

 


ソフトウェア開発の場合、コストの見積もりが難しい開発手法によっては、
進捗度を明確にしづらいなど問題点はありますが、今後「工事進行基準」が
主流となることは間違いないので、しっかり覚えておきましょう。

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