- 2008年9月24日 12:55
- OS
タイトルを見て「映画の話題か?」と思われたら、
30代後半~40代の方でしょうか。
私も同じ気持ちですが、残念ながら違います。
普段皆さんが使用しているパソコンのOSはWindowsだと思います。
お仕事柄、MacintoshやLinuxに触れられている方も
いらっしゃいますでしょうか。
今回はOSの一つであるTRONのお話です。![]()
一昔前までは、人間とコンピュータは一対一の関係でした。
しかし最近では「おサイフケータイ」のように、
人間が携帯電話の機能を利用して、
携帯電話がコンビニ等に設置されているクレジットの端末を利用する
というような、「コンピュータ同士の通信」も身近なものになっています。![]()
TRONというOSは、
このようにコンピュータ同士の通信を想定して設計されており、
低いマシンスペックでも軽快な動作を実現します。
このTRONには少し変わった特徴があり、
元々は東大の坂村教授が
「こんな風にコンピュータを作ったら凄いものになるんじゃないのー?」
という仕組みの概念を公開し、
それを元に各社が作成したものをTRONと呼ぶ…
ということでしょうか。
代表的なものは、
家電等に組み込まれている「ITRON」や「μTRON」です。
その他にパソコン用のOSである「BTRON」と呼ばれるものがあります。
これは小学校教育向けに導入が決まりかけていたのですが、
アメリカのスーパー301条が発動し不採用になった悲しいOSです。
ちなみにスーパー301条とは簡単に言うと、
アメリカの貿易に不利益を与えそうな製品に是正を要求し、
その要求に応えなければ関税等を引き上げるぞ!
という半ば脅しのような法です。(しかも国内法)
BTRONは仕様が公開されていて、
「その仕様に則って作成されたソフトウェアは自由に販売できる」
というのが最大の特徴で、
この特徴ゆえに目をつけられてしまったのだと思います。
その結果として、Microsoft社のWindowsが天下を取っているというのは
何とも微妙な気持ちではありますね。
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