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Jaris
- 2009年5月18日 13:55
- OS
Marsチーム です。
最近気になったものを紹介したいと思います。
その名も「Jaris」、Japanese Solarisの意味をこめて、
「Jaris」(ヤリス)って呼ぶそうです。
Solaris!?って思われた方、いらっしゃると思います。
「Jaris」とは、日本人が日本人のためのデスクトップOS用として
Open Solarisをベースに構築し、開発をおこなったUNIX配布物のことなんです。![]()
簡単にいうと、日本人向けデスクトップ用OSとし開発された、
UNIXの一種ってことですね。
ちなみに、横浜で開発されているらしいです。
この「Jaris」今までのディストリビューションとは、
実は一味も二味も違うところがあるんです。
例えば、
- 日本人が作っているので日本語環境完全対応
- Linuxに搭載されているソフトは、ほぼ網羅
- Windowsソフトウェアをインストールすることができる
- VirtualBoxを標準搭載
- キャノン・エプソン製の最新プリンタに対応
- 話題のZFSを採用
これだけでも、今までのOpen系のOSに比べると最初から出来ることが違う!
そもそも、クライアントに、よりやさしいOSを作るというコンセプトを
目的としているところがステキ。
OSって何!?っていう方には、そんなことしなくても、
最初からWindowsを使えばいいのでは?
と感じる方もいらっしゃると思います。
ごもっともです!
事実、WindowsがクライアントOSとして最もシェアがありますし、
一般的に販売されているパソコンもほぼ、Windowがインストールされている
状態で販売されています。
ただ、このままの時代の流れでいくと、一般ユーザーが
単にパソコンの種類を選ぶだけでなく
OSの種類も選ぶ時代がくる可能性は十二分に考えられます。
実際海外では、最近話題だったノートブックのOSに、
Windows版とLinux版の両方が販売されていたりします。
背景には、低価格が推し進むにつれ、Windowsのライセンス料が
ネックになっている関係で、WindowsではなくLinuxを搭載しているそうです。
(逆に考えると、LinuxがWindowsに引けを取らなくなってきたと考えられます。)
このように、いろいろなOSが選択できるようになっても、
やはり重要なのは一般のユーザーが使用し易いということ。
互換性だったり、操作性だったりという部分がとても大切になってきます。
Windows以外を選択したとしてもほとんどの方が元Windows使用者。
そういったところから考えると、今回取り上げさせていただいた「Jaris」は、
今までのオープン系のOSと比べると、元Windows使用者には馴染みやすく、
入っていきやすいOSかもしれません。
百聞は一見に如かず。
興味が湧いてきた方はどうぞご覧ください。
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TRONとスーパー301条
- 2008年9月24日 12:55
- OS
タイトルを見て「映画の話題か?」と思われたら、
30代後半~40代の方でしょうか。
私も同じ気持ちですが、残念ながら違います。
普段皆さんが使用しているパソコンのOSはWindowsだと思います。
お仕事柄、MacintoshやLinuxに触れられている方も
いらっしゃいますでしょうか。
今回はOSの一つであるTRONのお話です。![]()
一昔前までは、人間とコンピュータは一対一の関係でした。
しかし最近では「おサイフケータイ」のように、
人間が携帯電話の機能を利用して、
携帯電話がコンビニ等に設置されているクレジットの端末を利用する
というような、「コンピュータ同士の通信」も身近なものになっています。![]()
TRONというOSは、
このようにコンピュータ同士の通信を想定して設計されており、
低いマシンスペックでも軽快な動作を実現します。
このTRONには少し変わった特徴があり、
元々は東大の坂村教授が
「こんな風にコンピュータを作ったら凄いものになるんじゃないのー?」
という仕組みの概念を公開し、
それを元に各社が作成したものをTRONと呼ぶ…
ということでしょうか。
代表的なものは、
家電等に組み込まれている「ITRON」や「μTRON」です。
その他にパソコン用のOSである「BTRON」と呼ばれるものがあります。
これは小学校教育向けに導入が決まりかけていたのですが、
アメリカのスーパー301条が発動し不採用になった悲しいOSです。
ちなみにスーパー301条とは簡単に言うと、
アメリカの貿易に不利益を与えそうな製品に是正を要求し、
その要求に応えなければ関税等を引き上げるぞ!
という半ば脅しのような法です。(しかも国内法)
BTRONは仕様が公開されていて、
「その仕様に則って作成されたソフトウェアは自由に販売できる」
というのが最大の特徴で、
この特徴ゆえに目をつけられてしまったのだと思います。
その結果として、Microsoft社のWindowsが天下を取っているというのは
何とも微妙な気持ちではありますね。
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