- 2008年9月25日 13:10
- Network -ネットワーク-
Venusチームです。
最近、ネットワークの使用ニーズが非常に拡大しています。![]()
メール・Webといった使用から、
音楽データのダウンロードや動画の再生、また、IP電話の利用など、
多種多様なトラフィックが大容量化して
ネットワーク上を行き来しています。
そんな状態が頻繁につづくと、
輻輳(ふくそう)と言ってネットワークの中で渋滞が発生します。
まさしく車の渋滞と同じです。
車に乗っていて渋滞が発生すると、
目的地に着くまで時間が多くかかってしまいます。
ネットワークでも同じように、
通信に時間がかかってしまうわけです。
では、どれぐらいの時間がかかると
サービスに影響が発生するのでしょうか?
判断基準は簡単です。
我々、人間の主観になってみてください。
メールを送信したとき、相手に届くのに通常10秒かかるのが、
15秒になったとしてもさほど差し支えないと思います。
では、電話だったらどうでしょう?
お互いの声が2秒遅れたら、
話しづらくなり会話として成り立たないのではないでしょうか。
このように、ネットワーク上に流れているトラフィックには、
多少遅れてもかまわないトラフィックと、
遅れると通信に支障をきたすトラフィックが混在しています。
本来、全てのトラフィックが遅れることがないようにすることが
望ましいのですが、
ケーブルや機器の物理的な性能上、
それができない状況となってしまっています。
そこで、遅延が許されないリアルタイムを要求するトラフィックに対して、
優先してネットワーク上を通過させることが必要になります。
これは、QoS(Quality of Service) という技術によって提供されます。
QoSは、一般的にネットワーク上に設置されている機器(ルータなど)や
情報の発信元のサーバなどによって設定されますが、
Windowsクライアントにも
「QoSパケットスケジューラ」という機能が装備されています。
[マイネットワーク]のプロパティ → [ローカルエリア接続]のプロパティ
(Windows XPの場合)
Windowsの場合、ネットワークを使用する1つのアプリケーションが
ネットワークの帯域幅
(一般的に有線環境では100Mbpsや、無線環境では54Mbpsなど)
を全て占有しないように、
輻輳時は、上限が帯域幅全体の20%に制限されています。
これによって、Windows上で複数のネットワークアプリケーション
(ゲーム・動画配信・ダウンロードなど)を同時に実行しても、
どれか1つだけしか使えなくなる状況を防いでいるわけです。
今後も、ネットワークの利用が拡大する中で、
QoSの技術はますます重要になってきます。
普段、なにげなく使用しているネットワークの裏方では、
このような制御が行われていて、
我々ユーザに心地よいネットワーク利用を提供してくれているのです。
最近、インターネットのヘビーユーザ
(動画配信やダウンロードを頻繁に行う人)に対して、
インターネットプロバイダがネットワーク使用の制限を設けている
ケースがあります。
これも、QoS技術によるものです。
(知らず知らずのうちに、制限されているかもしれません。)
皆さんも、ネットワークの使いすぎには気をつけましょう。
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