- 2009年7月30日 21:50
- Network -ネットワーク-
Jupiterチームです。
ネットワークループとは、LANなどの通信ネットワークで、
配線がループ(環状)になっている状態です。
2台のスイッチが2本のケーブルで結ばれているなどの状況を指します。

そこでループについて。
Q、なぜネットワークはループを作ってはいけないのか?
A、データが同じ経路をぐるぐる回り、他の通信の妨げになるから。
企業でも家庭でもほとんどのLANはスイッチングハブという機器を
使ってネットワークが構築されています。
通信には…
- 特定の機器を宛先とした通信→ユニキャスト
- すべてが宛先となる通信→ブロードキャスト
という通信方法があります。
スイッチングハブには何番ポートにどのMACアドレスを持つPCが接続されているかを
記憶し、宛先MACアドレス以外のポートにデータを転送しないという
基本機能があります。
(MACアドレスとは、各Ethernetカードの固有のID番号です。
全世界のEthernetカードには1枚1枚固有の番号が割り当てられており、
これを元にカード間のデータの送受信が行われます。)
ただし、まだ記憶していないMACアドレスが宛先のデータが来ると
そのMACアドレスを見つけるためにブロードキャストが使われます。
そうするとブロードキャストの宛先はスイッチングハブに接続された
すべてのコンピュータになるので、すべてのポートにデータが転送
されてしまいます。
このときスイッチングハブの接続に構成上ループとなってしまう
経路があると、ぐるぐるとデータが回ってしまうのです。
なぜループとなる経路が存在するのか?
ネットワークに障害が発生したとき、通信が断たれてしまっては困ります。
いくつもの経路を持っていれば、ひとつの経路が使えない場合でも
迂回して宛先に向かえばいいのです。
ネットワークのループとなる経路は、障害対策の意味もあり、
通信を維持するために必要な仕組みなのです。
では、必要な仕組みですが、ブロードキャストが発生してデータが
ぐるぐる回ったら他の通信の妨げになってしまいます。
当然ループを防ぐ機能があります。
STP(スパニングツリープロトコル)です。![]()
データを転送しないブロッキングポートというのが
自動的に決定されます。
ループとなる接続であっても、そのループを切るようにブロック
されるのでデータがぐるぐる回るのを防いでくれます。
また、一方の経路に障害が発生したときには、ブロックを解除して
通れるようになります。
ネットワークは情報を伝達するための仕組みであり、
通信が断たれないようにいろんな機能が働いているのです。
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